心の治癒と魂の覚醒

        

リスク管理

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 以前にも書いたことがあるのですが、「新年あけましておめでとう」という意味は、「新年を迎えることができておめでたい」ということですね。「おめでたい」というからには、新年を迎えることが容易なことではない、というニュアンスが込められていることがわかります。
 おそらく大昔は、自然災害だとか戦だとか病気といったことで亡くなる人が多かったのでしょう。つまり、生き抜くのが難しい時代だったのだと思います。それゆえに、新たな年を迎えられたということは、無事に生き抜くことができたということになり、「おめでたい」ことだとして祝うのでしょう。
 もっとも、現代社会でも、地震や洪水などの自然災害、戦争やテロ、そして事故や病気などで亡くなる可能性は少なくありません。私の身近でも、昨年、私より一歳年下の友人が病気で亡くなりました。「あけましておめでとう」ということはできませんでした。人生というものは、本当に「一瞬先は闇」であり、何があるかわかりません。
 かといって、いたずらに不安に思う必要はありませんが、用心するに越したことはありません。「来年も無事に迎えることができる」ことを当然のことと考えず、何があっても対処できるように、いわゆる「リスク管理」をすることが、とりわけこれからの時代、大切であるように思われます。
 リスク管理とは、悪いことを考えて脅えることではなく、悪いことが起きても安心していられるということです。「リスクなどを考えるのは縁起悪い」などと言わず、前向きにリスクを考えていくべきだと思います。
 リスク管理の基本は、「バランス」にあります。悲観的になりすぎても、楽観的になりすぎてもうまくいきません。楽観的すぎるとリスクを考えず無鉄砲になって危険ですが、悲観的すぎても、あまりにも保守的になって冒険を侵すことをためらってしまい危険です。なぜなら、人生というものは、保守的であること、冒険を侵さないことが、かえって危険であることもあるからです。
 悲観主義者からは「楽観的」と思われ、楽観主義者からは「悲観的」と思われるような姿勢が、もっとも適切な立ち位置ではないかと思います。仏教的にいえば「中道」ということになるでしょうか。
 そのような姿勢で今年を生き抜いて、また一年後、皆様と一緒に「新年あけましておめでとう」と祝えるようになりたいものです。
 今年もよろしくお願いいたします。
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コメント

斉藤 さま

明けましておめでとうございます。
昨年暮れから正月にかけて、ずっと晴天でした。
こんなに天気に恵まれたのは、いつ以来か忘れてしまうほど本当に良い天気でした。

斉藤さまの文面から感じるものも段々と変化してきて、最近の記事からは余裕さえ見えることもあります。
正体のない「不安」や「否定」がものすごく薄くなっているような気がします。
すごいですね。
時間の流れのおかげなのか、周りの人たちのおかげなのか、それとも目に見えないもののおかげなのか……。
いずれにしても喜ばしいことだと思います。

今年は飛躍の年。
高く、高く、遠く、遠く、思い切り可能性を追求できるのではないでしょうか。

皆様のもとに喜ばしきことが起きますように。
そう願います。
2017-01-06 Fri 14:27 | URL | 黒いネコ [ 編集 ]
斉藤啓一です。黒いネコさま、コメントありがとうございました。私の文面から、そのように感じられましたか。私自身はまだまだ前途険しいと思っていたのですが、そのように言っていただけて、気持ちが前向きになりました。今年は飛躍の年にしたいものです。お互いにがんばってまいりましょう。今年もよろしくお願いいたします。
2017-01-06 Fri 18:00 | URL | [ 編集 ]

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