心の治癒と魂の覚醒

        

いつかこう尋ねられたときのために

 このたびの大震災によって生じた原発事故により、放射能汚染によって東日本は汚染されるから、早く遠くに逃げた方がいいというネットの情報があり、私のところにもそのような内容のメールが来たりしています。
 噂では、一部の政治家はすでに西の方に逃げたとのことです。お金持ちの人が関西に逃げて、関西の料亭が賑わっているという話も、本ブログのコメントを通して知りました。
 かと思うと、自分の命を省みず、最悪の事態を回避するため不眠不休の努力を傾けている人もいます。私財を犠牲にして人を助けようとしている人もたくさんいます。
 ネットなどを見ますと、「もう日本はおしまいだ」などと慌てふためいて、悲観的な言葉を並べている人もいます。恐怖心を煽るようなことばかり言ったり書いたりしている人もいます。

 人間の本性は、苦難のとき、危機的状況のとき、極度の不安や恐怖におかれたときに現れるものです。原発の危機をくい止めるために出かけていった、東京電力に勤めている男性の娘さんが、こんなことを言っていたそうです。
「お父さんはおとなしくて頼りなく思えたけれど、本当は強い人なんだとわかった。そんなお父さんを誇りに思う」。
 世の中には、強そうに見えて実は弱い人、弱そうに見えて実は強い人がいるわけですね。こういうことは、普段ではわからないわけです。

 余震もまだ続いていますし、他の場所で大きな地震が起きて原発事故がまた起きないとも限りません。まだまだ先が見えない状況にあります。
 しかし、私は後になって、自分自身のことが嫌いになったり、自分のことを恥ずかしく思うようなことは、可能な限りしたくありません。具体的にいえば、自分だけ助かろうとして逃げることです。政府から命令が出れば別ですが、必死にがんばっている人がまだたくさん残されているのに、自分だけ逃げて、しかも「自分は助かった、自分は何て運がいいんだ!」などと喜ぶような人間には決してなりたくありません。もしそんなことをしたら、私は残された人生を自己嫌悪と一緒に生きることになるでしょう。それなら死んだ方がマシです。とはいえ、そんな偉そうなことを言っていても、いざとなったらパニックになって逃げてしまうかもしれません。怖ろしい洪水が目前に迫ったら、自分ひとり逃げてしまうかもしれません。その点では自信がありません。

 いずれにしろ、今後、どうなるかはまったくわかりませんが、たとえば原発はこれ以上の大きな被害がなく無事に解決し、地震も収束して、いつか日本が見事に復興を遂げたとしたら、日本人は自らの国民性に誇りを持ち、また世界中から尊敬されるでしょう。そして人々は、お互いにこう尋ね合うことでしょう。
「あのとき、あなたはどこにいましたか? 何をしていましたか?」
 そのときに、私は誇りをもって、その質問に答えられるような生き方をしたいものです。
「はい。あわてふためいて、ネットで悲観的なことばかり書いていました」
 なんて答えたくありません。まして、
「はい。関西に逃げて料亭でおいしいものを食べて遊んでいました」
 なんて、間違っても答えたくありません。
 もっとも、幸か不幸か、そんなことをするお金などないので、間違ってもそんなことはありませんが(笑)。
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未分類 | コメント:11 | トラックバック:0 |
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コメント

斉藤先生、おはようございます。
きのう、状況は好転しました。
関東の教会に集まった支援物資が、大量に教会に届きました。
同時に関東のガソリンスタンドの力添えで、まとまった量のガソリンも給油できました。
おかげで教会は、もっと困っている人を助けることができます。

友人にも食料をあげることができました。
教会の水道が通ったので、久しぶりにお風呂に入れました。

自宅の水道も通りました。
食器洗いができました。
自宅は都市ガスなので、お風呂はまだ無理ですが
水道と電気があれば、料理は困りません。

風評で物資が入ってこないのも、なんとかなるでしょう。
水が一番の心配だったので良かったです。

静岡に逃げなかったのは幸いでした。
もし逃げていたら、みっともなくて帰ってこられません。
肝心なときに逃げた、という汚点が残るところでした。
犬がいなかったら、逃げたかも知れません。
犬は、元々教会の犬ですが、神様の贈り物でしょう。

教訓としては
国や自治体から、パンのひとつももらえなかった。
災害への備えは必要である。
水の蓄えは、特に必要。
水の在庫を数えて、自分の寿命と重ねてしまうので。
あきらめたら終わり(先の見えない状況は怖い)

ここまで生き延びれば、なんとかなります。
斉藤先生や、コメントをくださった皆さんにお礼申し上げます。



2011-03-23 Wed 06:01 | URL | 両さん [ 編集 ]
斉藤啓一です。両さん、よかったですね。両さんの行動は見事でした。苦難はこうして乗り越えていくのだという、ひとつの立派なお手本を見せていただいたような気がします。また、経験した人だけが得られる貴重な教訓も教えていただきました。
依然として余震も多く、まだ油断はできないとはいえ、原発も少しずつ解決に向かっているようですし、勇気を持って立ち向かえば乗り越えられるということを、神は私たち人間に示そうとしているのかもしれません。
これからも、引き続き支え合っていきましょう。
2011-03-23 Wed 08:14 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
 両さん 、一息ついたようでなによりでよかったです。
 テレビで見たのですが、東京消防庁が福島原発の放水に行き、成功して帰ってきた責任者三人が記者会見していました。「死ぬ覚悟」だったのを知りました。 
2011-03-23 Wed 16:20 | URL | うの [ 編集 ]
斉藤先生、うのさん、コメントありがとうございます。
東京電力には、原発は絶対に安全と教えられていましたが、だまされました。
しかし、地元としては莫大な収入源でもありました。
人間が作って、完璧な物はないな、と思わされます。

今朝、犬の散歩に出たら、クルマが行列しています。
1キロほど離れたガソリンスタンドから並んでいるのです。
驚きました。
明日は、近所のスーパーが営業します。
大混乱で、何も買えないかもしれませんが、行ってみます。

2011-03-23 Wed 21:21 | URL | 両さん [ 編集 ]
斉藤啓一です。両さん、お疲れさまでした。
ガソリン不足はこちらも深刻で、私の住んでいる場所は交通の便が悪いのでクルマやバイクは必需品ですが、ガソリンがないので、もうずっと家に幽閉状態です。しかし、被災者の方のご苦労とは比較になりませんので、こちらよりも、早くそちらの方にガソリンが行き渡ることを望みます。
明日のスーパーですが、何か買えるように祈っています。
お気をつけて、引き続きがんばってください。

2011-03-23 Wed 21:58 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
斉藤先生

一連のBLOGの記事に勇気をいただいています。
覚醒には程遠いですが、この環境は自分の器について改めて気づかされるように思います。

一読者として感謝いたします。

2011-03-24 Thu 20:08 | URL | 鈴木 [ 編集 ]
斉藤啓一です。鈴木さん、コメントありがとうございます。
このように共感していき、私の方こそ勇気をいただいています。感謝です。
今回の災害は、まさに「試練」ですね。試され、鍛えさせられているのだと思います。
勇気と忍耐をもって、なんとしても乗り越えていきましょう。
2011-03-24 Thu 22:05 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
斉藤先生、こんばんは。

先生のところも大変なのですね。
私の発言は、愚痴ばかりで申し訳ないです。

買い物は、豚肉とカレールーと牛乳と納豆を買いました。
家にあった野菜と合わせて、カレーを作りました。
スーパーの品揃えは、いつも通りとはいかないものの、仕入れもかなり頑張っていると感じました。


千年に一度の大地震が起きて
そして、想定をはるかに超える大津波。
さらに原発事故で物資が来ない。

この人類初の体験記をまとめて、ホームページを一つ作ります。
この体験を、他の地域の人たち、後世の人たちに伝えます。

ホームページビルダーが少し使えるだけなので
立派なものはできませんが。

先生も不便が続くと思いますが、頑張ってください。
私も、もう少し辛抱します。
2011-03-25 Fri 02:15 | URL | 両さん [ 編集 ]
斉藤啓一です。両さん、コメントありがとうございました。
少しずつ生活が安定しているようでよかったです。
私も今日、ガソリンを給油することができました。

ホームページ立ち上げのアイデアはすばらしいですね。不幸災難を不幸災難だけに終わらせるのではなく、そこからすばらしいものを生み出す姿勢、それは人間の偉大さの証です。
ぜひ、がんばってください。


2011-03-25 Fri 12:44 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
斉藤先生
はじめまして

皆様に原発について知っていただきたい情報があります

原発を撤廃していくための活動にご協力ください。

原発について真実を知ってください
http://www.iam-t.jp/HIRAI/


http://www.chikyumura.org/earthquake/nuclear/
高木善之さんのHPより転載


支援者の方へ
支援者の方へ福島原発に意思表示をしよう
2011年3月13日



昨日(3月12日)からの官房長官や原子力安全・保安院の会見をみていますが、「情報が十分に提示されない」、「情報が遅れている」との批判が、国内だけでなく、海外からも聞かれます。原子力問題を長年扱ってきたNGO「原子力資料情報室」の記者会見も少ない情報の中での会見で、一次情報があればより正確な市民目線の情報が提示できます。
ぜひ、情報開示の意思表示をしましょう。
【意思表示の送り先】

経済産業省 原子力安全・保安院
〒100-8901
東京都千代田区霞が関1-3-1
電話 03-3501-1511(経済産業省・代表)
ご意見フォーム https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html

静岡県知事と中部電力社長宛に
『予想される東海地震の震源域で運転されている浜岡原子力発電所の運転の停止を願う要望書』
http://www.momodelic.sakura.ne.jp/hamaoka_genpatsu/japanese.html
2011-03-25 Fri 22:52 | URL | shinya [ 編集 ]
斉藤啓一です。コメント、ありがとうございました。
今回の原発事故は、あきらかに「人災」ですね。
福島知事のもとには、原発職員による内部告白がたくさん寄せられており、それによると、かなりずさんなことをしていたようです。
いずれにしろ、今回の災害を機会に、私たちは原発の問題について真剣に考えてみる必要があると思います。
2011-03-26 Sat 19:27 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]

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