震災で驚いたこと2011-04-18 Mon 10:10
今回の未曾有の震災という、これまでにあり得なかったようなことが起こると、実に予想外な、いろいろな驚くような発見があるということを、毎日のように感じています。心が救われるのは、その予想外な発見は、悪いことよりすばらしいことの方が多いということです。
とくに驚いたのは、日本国内外の支援の盛り上がりです。日赤には、毎日平均45億円もの寄付金が寄せられているといいますし、たくさんの人が被災地でボランティアをしています。そして、外国からは非常に多くの物資や励ましのメッセージが送られており、いま私たち日本人はひとつに団結してこの試練に立ち向かおうとしていますが、世界の国も、日本の試練をきっかけに団結しているような感じさえ受けます。 いずれにしろ、世界中の国からの支援は、本当にありがたいもので、物質的にはもちろんですが、精神的にもへこんでいる私たちに、大きな心の励ましを与えてくれるものです。 そんな中で非常に驚いたのが、台湾からの支援です。 台湾の人々の平均年収は、150万円ほどだそうですが、これまでに128億円以上もの寄付金が寄せられているというのです。 →http://www.cyzowoman.com/2011/04/post_3377.html 日本を助けるために、政府も国民も一緒になり、大々的にキャンペーンを展開しているといいます。台湾の人が言うには、過去に日本が行った援助の恩返しにすぎないということですが、それにしても、128億円という数字は尋常ではありません。本当にびっくりしました。 台湾の人口は2300万人で、日本の人口のだいたい5分の1以下です。単純な計算となりますが、仮に日本の平均月収を倍の300万円とし、これに人口の5倍を掛けると、台湾の人と同じレベルの寄付金を日本がする場合、1280億円しなければなりません。この金額は、今までのところ世界中から赤十字に送られている金額とほぼ同じです。 これだけを見ても、台湾の人が、どれほど献身的に日本を支援してくれているか、その凄さがわかると思います。果たして、仮に台湾で災害が起きたとき、いえ、台湾だけでなく、どこかよその国に災害が起きたとき、日本(日本人)は、それだけの寄付ができるでしょうか? たぶん、できないと思います。 その他、台湾の企業なども、大きな支援をしてくれています。ちょっと知り得た情報だけでも、台湾の有名な自転車メーカー「ジャイアント」社が、被災地で使ってもらえるようにと、千台もの自転車を寄贈してくれましたし、 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.goocycle.jp/news/detail/5187.html 匿名のある企業は、原発作業員50人に1億5千万円の寄付をしていたこともわかりました。 http://rocketnews24.com/?p=88683 経済的に豊かな大国がこれほどの支援をしてくれるなら、まだわかりますが、それほど豊かとはいえない小さな国が、これほどの支援をしてくれているというのは、もう感謝の言葉さえ浮かんできません。ただただ、頭が下がる思いです。 他にもタイなどの小国が、本当に真心のこもった援助をしてくれています。震災が起きたとき、もっとも早く支援を表明してくれた国のひとつはタイで、食料が足りないといったらすぐにタイ米を送ってくれ、電力が足りないといったら、すぐに火力発電施設の提供を申し出てくれました。そんな支援に感激したタイの日本大使館の人たちは、ポケットマネーからお金を出し合って、大使館の建物に、感謝の意を伝える垂れ幕を作ったそうです。すると、その垂れ幕を作ってくれた業者が「お金はいらない」と受け取りを拒んだそうです。さらに、感謝の広告をタイのいくつかの新聞社に出したのですが、どの新聞社も広告料を取らなかったそうです。 私たちは、台湾やタイはもちろん、世界のすべての国から受けたこの恩を決して忘れることなく、いつか何らかの形で必ずお返しをしなければならないと思います。 人間を覚醒させるものは、苦しみと愛であると思います。 今回、日本の震災により、世界に、この苦しみと愛がもたらされたのではないかと思います。長い歴史で見れば、今回の出来事は、人類の覚醒を、かなり加速させたものと評価できるのではないかと思います。 スポンサーサイト
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コメント
私も今回の支援の数々については、感謝でいっぱいです。
記事を読みながらも泣いてしまいました。 あまりにも殺伐とした社会で、お金持ちの中にも、お金が無い人達の中にも、今回の被災した日本の状況をみて、助け合って生きていくという、私達本来の思いを現実にできる機会が与えられたのかもしれないと、友と話しておりました。 私は神奈川に住んでおり、大きな被害はありませんが、本当に大切なものは何かを気づかせてもらった311の体験です。 日々何かはよくわかりませんが、空間?が濃くなる感覚があります。ある人は次元上昇を感じているのかもしれないとおっしゃっていました。愛がキーワードですね。 クェートが石油を無償提供というのもすごい話です。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110419/t10015400111000.html 泣けます。。。感謝という言葉だけじゃ足りない感謝です。 2011-04-19 Tue 04:22 | URL | Miki [ 編集 ]
斉藤啓一です。Mikiさん、コメントありがとうございました。
まったくおっしゃるように、3.11により、私たちは本当に大切なものは何かに気づかせてもらったような気がいたします。 クェートの支援もありがたいですね。 悲しみの涙と、感謝の涙を流す毎日です。 2011-04-19 Tue 10:07 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
お早うございます、斉藤先生。今回の震災以後、人々が霊的に進化を促進させているという意見がちらほら見かけますが、私の職場でも、スタッフの半数が次々と怪我や病気など、体調不良をうったえ通院したり入院したりと大変です。
思うに、病気などの不幸という形でカルマの浄化をはかっているのではないかと。どうも偶然にしては慌ただしい急患が続きます。 ところで、現在、医者に言えない形で体調が悪いです。脊髄から脳、眼底にかけての圧力と熱感の上昇があり、体内のプラーナが欠乏して疲労しています。クンダリニーの発動と関係があるでしょうか?空気中のプラーナを大量に取り入れる呼吸法のようなものを知りませんか? 2011-04-21 Thu 05:23 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
ワタナベさんも大変なご様子ですね。「ファウスト博士の超人覚醒法」から抜粋します。1.正座、ヨーガの座り方、あるいは椅子に腰かけてもかまわないが 背筋は伸ばし、なるべく不必要な力をぬいてリラックスする。2、鼻から息を吸う。横隔膜を下げるつもりで下腹部から空気を満たし、しだいに肺の上部にいれていく。3、9割ほど満たしたら肛門をギュッと閉め、同時に息を止める。そして、しばらくそのままとどまる。4、苦しくなったら肛門をゆるめて静かに息をはいていく。吐きあわったら普通の呼吸をして息を整え、また 1から始める。息を吸うとき 新鮮なプラーナを吸いこむ観想をし、止めたときにそのプラーナが全身にいき渡るように、吐くときに汚れた空気が出ていくように観想する とあります。あと、日の出とともに起き朝の太陽を浴びる、自然に接するといいとありました。ワタナベさんは「ファウスト博士の超人覚醒法」をお持ちですか?絶版なのでなかなか手に入りませんが古本屋巡りしてでも是非手に入れてください。それでは
2011-04-21 Thu 07:55 | URL | リョウナンダ [ 編集 ]
斉藤啓一です。ワタナベさん、コメントありがとうございました。
私の友人にも、ここ最近、病気や怪我に頻繁に見舞われている人がいます。現在、全体的にカルマの浄化作用が日本をおおっているのかもしれません。 それと、ワタナベさんの症状ですが、もし頭部に熱があり下半身が逆にエネルギーが欠乏している場合は、気が上に滞留して偏っている状態かもしれません。とりあえず、呼吸法やアーサナが有効かもしれません。これについては、ここではスペースの都合で説明しきれませんので、直接ワタナベさんにメールします。 それと、リョウナンダさん、「ファウスト博士の超人覚醒法」からご紹介いただき、ありがとうございました。基本的には、この呼吸法が有効かと思います。あとは、ワタナベさんの症状に合わせてアレンジする必要があるかもしれません。 2011-04-21 Thu 09:20 | URL | 斉藤啓一 [ 編集 ]
斉藤先生、リョウナンダさん、ありがとうございます。早速取り入れようと思います。
確かに頭部の熱感、とくに奥のほうが熱いです。プラーナの欠乏を感じるのは中丹田のあたり。夕方に近づくにつれ、疲労感が増していくので、夜は早めに寝ます。そして早朝に瞑想するようにしています。 2011-04-21 Thu 17:11 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
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