心の治癒と魂の覚醒

        

 脳の生理環境を整えて心を治癒する


 精神病や、心の病を治癒するというと、ほとんどは薬や心理療法、カウンセリングという手段が用いられます。もちろん、それは大切であり必要なことです。
 しかし、もう少し基本的な面を考慮することも忘れてはなりません。
 それは、「脳」のコンディションを整えるということです。
 精神病というのは、要するに、脳の病気と言い換えてもいいと思います。脳というのは、脳神経細胞の集まりですので、この脳神経細胞が侵されたり、そのネットワークが乱れてしまったり、脳内の分泌物が正常に機能しなくなると、いわゆる精神病という症状になるわけです。薬などは、脳のこうした生理的な状態にダイレクトに作用を及ぼすものです。
 いうまでもなく、脳というのも内臓のひとつですから、からだ全体の生理状態によって大きく影響を受けます。この点から、精神病や心の病を癒すには、脳の生理状態を改善するための、次のようなアプローチが必要になってくるのです。

 まず、血液を浄化することです。血液が濁っていると、脳細胞に悪い影響をもたらします。血液を浄化させるだけで、精神病や心の病が、治るとまではいかないにしても、かなり軽減されることがあるのです。
 そして、血液を浄化するために大切なのは、腸をきれいにすることです。血液は骨髄から作られるというのが医学の常識になっていますが、一方で腸から作られるという説があります。有識者の話を聞きますと、骨髄造血説の根拠はけっこうあいまいで、むしろ腸造血説の方が信憑性があるように私には思われます。いずれにしろ、腸をきれいにすることで血液が浄化されることは間違いありませんから、便秘をしたり、宿便をため込んだりせず、腸内環境を整えるということが、精神の病を癒すために非常に重要になってくるのです。

 次に、血液の浄化と関連しますが、栄養にも注意する必要があります。とくに気を付けなければならないのは、糖分の取りすぎです。脳細胞はブドウ糖をエネルギーとして活動するのですが、糖分の取りすぎでブドウ糖が血液のなかに含まれすぎると、脳神経に過剰なエネルギーが流れ込んでしまい、神経を疲弊させたり、異常に興奮させてしまったりします。ブドウ糖は急激に濃度が下がりますから、今度はその落差の大きさに脳神経細胞が困惑させられ、正常なバランスを失ってしまうのです。お菓子や清涼飲料水などの取りすぎにより、血糖値を急激に上げたり、慢性的に血糖値が高い状態にならないようにすることが、精神の病を癒すためには大切になってきます。ちなみに、血糖値の高さは老化を早めるという研究も最近では出てきているようです。

 次に、脳内ホルモンの分泌を整えることです。これにはいろいろな方法がありますが、単純でありながら効果的な方法は、早寝早起きです。夜行性の動物は別として、人間は昼に起きて夜は眠るようになっています。そのリズムで脳内ホルモンが調整されているのです。したがって、夜更かしをしたり、昼夜逆転の生活をすると、脳内ホルモンが乱され、それが精神の病に悪影響を与えることになるのです。

 また、適度な運動をすることも有効です。運動をすることで、血液やリンパ液などの体液が循環させられて浄化したり、血行がよくなりますから、脳の生理状態をよくします。さらに、運動を通して脳細胞やからだ全体の細胞に刺激を与え、それも脳の機能を健全なものにして、結果的に精神的な病を改善させる影響を与えるのです。

 以上のようにすると、脳の生理環境が改善され、精神的な病の改善にいい影響を与えるのです。そして、このように脳の生理環境を改善する試みというのは、当然ながら、瞑想がうまくできる条件と言うこともできるわけで、そのまま覚醒にとって有効であると言えるわけです。
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