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心の治癒と魂の覚醒

        

『地球卒業者「18人」の過去生』の研究 ⑥


6.クリスチャン回教徒(58歳女性/デパート経営)
 この魂は、自ら危険な時代、正しく行動しなければ滅びてしまうという、緊張した時代を選んで転生してきているようです。
 リーディングによると、この人はエジプトにおいて、神官ラータの国外追放処分について対立が起き、国民が二分された時代に生まれ、巫女をしていたそうです。そして、神殿事業の再建に力を尽くしたといいます。慈悲深く、頑固なまでに自分の道を守り抜き、宗教的理想を貫くためか、所有物をいっさい持ちませんでした。
 次には、イエスの時代の聖地に女性として生まれ、イエスの伝道中、イエスに遠巻きに従い、イエスの死後はその教えを伝道したそうです。人生の前半は利己主義のために退歩しましたが、(イエスと出会って以後の)後半は宗教的理想を守って進歩したとリーディングは述べています。
 次も聖地(パレスティナ)に生まれました。十字軍がイスラム教とを弾圧していた時代です。そのとき彼女はイスラム教徒でしたが、牢獄に入れられた十字軍兵士を助けて進歩しました。
 次はマサチューセッツ州サレムで魔女狩りが行われていた時代に生まれ、自分の家族が魔女の容疑をかけられてひどい目にあい、そのことに激しい憎悪の念を燃やしていたといいます。
 その次に今生に生まれてきたのですが、前世の経験から、教師、説教師、伝道師に関係した人への恐怖心があり、伝統的な宗教に嫌気がさして神智学に関心を抱くようになったとのことです。
 リーディングでは、以上のような過去生を通して信仰の理想について学んできており、そうして得た「信仰」を保ち続けることにより、もう二度とこの世に生まれてくる必要はなくなるとしています。

 また、リーディングは、彼女について、次のように評しています。
「その人の能力について言えば、それらはここ二、三年の間にこの人が手にした、あの理解と知識の中に留まる能力によってのみ判断できる。神の御子キリストと一致するような仕方で成長と愛と願いが保たれなければならないというあの理解をもって、毎日自分の問題に対処してゆく時に、神は成長を与えてくださるからだ。まわりのことや、あなたの思う通りのことをしようとしない人々を見ていらいらする者のようであってはならない。神は独自の手段、方法でお働きになるのであるから、あなたは神の愛が表現されるための通路となるだけでよい。いらいらすることは神が為されようとしていることについて、失望と幻滅のみを誘うにすぎない。誤まりを犯す者たちに対して優しい語りかけをしなさい。あなたは彼らの直面している誘惑がどんなものかも、彼らの理解力の小ささも知ってはいない。人のするあれこれのことを裁いてはならない。むしろ、あなたの中で輝いているその光が彼らの中でも同じように照り輝くように祈ってあげなさい。これが人の子ら、娘らが神の道を知る方法である。この俗世において、疑惑と恐怖が、自分さえも疑うほどに起こる時代が全ての者に到来している。主がその聖なる宮の中におられ、全てがよきことを知れば、こうしたことを捨て去るのは簡単である。死者に死者を葬らしめよ。神は死にたる者の神にあらず、生ける者の神である。神は生命であり、光であり、不滅である。」

 さて、今回のケースから、ラストタイマーになる教訓を学ぶとすると、すでに最後のリーディングの言葉でまとめてられているように思います。ひとことで言いますと、「理想的信仰」ということでしょうか。理想的な信仰とは何かというと、運命的にいろいろ不愉快なことがあっても、神の導きなのだとありがたく感謝し、「神の愛の通路」となって愛と寛容の態度で人に接すること、となるようです。
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