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心の治癒と魂の覚醒

        

 『地球卒業者「18人」の過去生』の研究 ⑦


7.医師(43歳女性/アーティスト、医師)
 この人は、職業は精神科医で、治療の一環として芸術療法を施していたようですが、他にも多彩な能力を持っていたようで、芸術家、教育者、作家などの能力もあるとリーディングは告げています。こうした能力は、この人の経てきた過去生によって培われたようです。
 最初に言及された過去生は、アトランティス大陸でのものでした。そこで神殿の巫女をしていたようです。人生の前半は同じ職業にある複数の男性と性行為に耽って堕落しましたが、後半では、「完全なる肉体の健康」をめざす活動の手助けをし、真理を広める活動をして進歩したといいます。
 次は、エジプトに生まれました。そこで、今日でいう病院に相当する場所で手助けをし、医学に造形のある人々や人生に役立つものを広める人々と交わり、医学や教育に関する才能を育てていったようです。
 その次は、十字軍時代のドイツに生まれました。家族が聖地奪回のため旅だって一人残され、生活に困ったようです。そのため、「物質世界に生きている間は物質的な活動が必要だ」と思い込んだために退歩したといっています。しかし後半生では、人々に対して無私の奉仕をしたために進歩しました。また、このとき、現実的な価値と、観念や感情的な価値とをうまく区別できる能力を養ったようです。
 最後は初期アメリカの、魔女狩りが行われていた時代に生まれました。しかし魔女狩りとは直接の関係はなく、当時この人は、いわゆる心霊科学の研究に専念していたようです。そうして、心がもつ力について理解を深めたといいます。
 以上が、リーディングが指摘するこの人の過去生です。そして、彼女について、次のようにコメントしています。
「この人の能力と今生でこの人が達し得ること、その方法について言うとこうなる。これまでにみてきた分野の活動の中で、自分の中に、また日々あなたが接触する人々の中に、心においても、魂においても、体においても創造的力を作り出す理想の中で自分を活用してゆくならば、それを通してこの人は、自らが望んだ時にしか地上に戻ることが必要でなくなるほどの所にまで進歩することができるであろう。そのように、自分の語ったこと、思ったことに直面するのを決して恐れないような方法で、創造的活動を招く力に自分を捧げよ。というのも、魂の誰もが自分の計ったその物差しでまた計り返されるからである」

 リーディング(つまり、ケイシーの背後霊)は、非常にまわりくどい言い回しが特徴で、少しわかりにくいのですが、要するに「自分の信念にしたがって創造的な活動に自らを捧げよ、そうすればもう生まれ変わる必要はない」ということだと思います。
 ここでキーワードになるのは「創造的」ということかもしれません。ラストタイマーになるには、「創造的に生きる」ということが、どうやら重要になってくるように思われるのです。
 また、「物質世界に生きている間は物質的な活動が必要だ」と思い込んだために退歩した、ということから、いくら生活に困っても物質主義に走ってはいけないのかもしれません。なかなか厳しい教えではありますが(笑)。逆に言えば、生活に困るという現象(運命)が生じるのは、それによって物質主義を超えるという試練の意味があるのかもしれません。
 
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