心の治癒と魂の覚醒

        

『地球卒業者「18人」の過去生』の研究 ⑧

8.教師(57歳女性/作家、ブロードキャスター)

 この人は、具体的には記述されていませんが、これまでの過去生を通して、物質的な欲望と闘いながら聖なる価値をめざしてきたこと、そして、物質的な人々からの不愉快な対応にも負けずに(しかしそのためにかなり疲れているとリーディングは指摘している)、がんばってきたことを高く評価されています。そして、その励ましとして、キリスト教的な言葉をたくさん送られています。
 リーディングでは、まずエジプト時代の過去生から始まっています。このとき、神秘学を学びにエジプトを訪れたカルパチアの王女だったといいます。その動機は、神秘学を学んで、その知識を自分の国の人々に教えるという、利他的なものでした。
 次に、イエス時代のパレスティナに巫女として生まれました。またエッセネ派の記録者としても奉仕活動を行いましたが、収税人や、物質的で利己的な人々から嘲笑されたり振り回されるなどで倦み疲れることもあったということです。しかし彼女は、そうしたものに影響を受けることなく、聖なる理想を貫いたようです。魂を本来の家(高い霊的世界)へと帰還するための教訓を、いかにして現実生活に適用させるかということを熱心に研究していたとされます。
 そして、最新の過去生は、移民時代のアメリカで、移民者の花嫁となるべくイギリスから送られてきた女性たちの一人でした。このとき、当時の社会的因習の拘束に対して非常な憤りを覚えたということです。これに対してリーディングは、次のような勧告をしています。
「あなたは真理こそが人を本当の意味で自由にすることを今度ますます発見してゆくことを、よく自覚せよ。人はしきたりや物質的な方針で自由になるのではなく、霊と真理の中で自由になるのだ。というのも、神は人の言うしきたりにではなく、胸に秘めた目的や理想をご覧になるからだ」
 その他、この人に向けられたアドバイスを、いくつか抜粋して紹介してみましょう。
「あなたは祭壇の上で多くの荷が捨て去られること、信仰と希望、慎ましさと忍耐という芳しき香があなたのものとなるかもしれない栄光の目覚めへと立ち昇ってゆくことをたびたび発見するであろう」
「意識がその人に目覚め、自分が自分であることに気づくことがその目的である。そのように、人は自分を奉仕に投げ出す時にのみ目覚めるのだ。その経験があなたのものとなるまでは、あなたは完全に目覚めたとはいえないのである」
「主はその聖なる宮(肉体のこと)の中におられること、他の誰もがそれを知らなくてはならないことを知れ。あなたが同胞との関係の中でのそうした活動を通して知っていることだが、人間誰もが聖なる愛にかしずかなくてはならないからだ」
「あちこちに怒りや憤り、利己主義が見られ、もめ事、もつれ、怒りを作り出す不純な動機が見受けられる。これらがあなたの活動の表面に出てくる時には、神を愛する者たちのために備えられたあの栄光の幻が見えなくなってしまうであろう。とはいえ、主があなたと共に歩んでいるという確信から生じてくるあの真理と光を知り、どのような環境にあっても愛を活用してゆくようにすれば、そのような雲や霧はかき消えてしまうだろう」
「あなた方が苦しむ時には主がそばにおいでであるという確信を持ちなさい。あまりに心配する者はかえって、障害となるものを見ることになろう。あなたは、犠牲としての十字架ではなく、道であり光であり生命である十字架を信じ続けなさい。十字架なきところ、勝利の栄冠もないからである」

 リーディングの言葉は、例によってわかりにくい表現をしていますが、ここでも、これまで述べてきたような忍耐などの基本的な徳を養い、人のために奉仕し、また怒りをなくし、心配をなくすということが、地球卒業にとってのポイントといえそうです。
 この人は、今日でいう放送作家のようなことをしているようですが、過去生を通して経験してきた人間関係により、人間理解に対する鋭い感覚を磨いてきたようです。そしてリーディングでは、その作品に高い霊的な理念を盛り込むことにより、人々を啓蒙することが大切であり、それによってラストタイマーになるといった意味のことをいっています。
 こう考えますと、才能というものは、多くの場合、過去生を通して養われてきたものであること、そして、そのように才能が養われてきた目的は、その才能を使って人々に奉仕をするためではないかと思われます。
「才能を人々への奉仕のために役立てること」、これが、今回のケースから学び取れる教訓のひとつかもしれません。

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