心の治癒と魂の覚醒

        

『地球卒業者「18人」の過去生』の研究 ⑨


9.ヴァイオリン弾きの友(53歳女性)
この女性は、生まれながらに身体に障害を抱え、しかも何度も怪我に見舞われ、そのために指をなくしたこともありました。まずは、その女性の訴えに耳を傾けてみて下さい。

「私は神さまのお力が私を生かし動かすのだということを信じて、これまで人生の大半を生きてきました。今、私はよくなるために硫黄の風呂に入ってはマッサージを受けています。右の耳とエウスタキー管は駄目になってますし、直腸は肥大化しています。一日中疲れてます。腕を使うと心臓の働きが低下し、長いこと立ってますとクタクタになります。寝たり立ったりする時に両脚裏の神経がひどく痛むのです。何故、こんなこわれた体を持って生を受けなければならないのでしょうか。まるで、地獄をつき抜けてきたかのような思いです。何のために自分を救おうとしてきたのかと、いつも思います。私は奉仕者になりたいと思ってきましたのに、子供の時から力もなく、狭心症や悪性の貧血などに見舞われているのです。一体、私は過去生か今生で、何かひどい罪を犯したのでしょうか」

 リーディングによると、この女性は、かつてローマの暴君ネロ(残虐な皇帝として知られ、ローマが炎上する際にもヴァイオリンを弾いて楽しんでいたとされる)の側近の女性でした。すなわち、側近として、ネロの残虐な行為に加担していたようです。そのカルマの報いのために、身体の障害を持つようになったとのことです。
 ただし、その身体の障害は、悪しきカルマによる単なる「懲罰」という意味だけでなく、むしろそうした経験も人間性を高めるひとつの教訓として活かされたようなニュアンスが、リーディングの言葉には込められています。
「地上での経験を通してこの人は低い段階から、もはや地上での転生を不要とする所にまで進歩してきた」
 最初の過去生はエジプトでした。ここで紹介しているラストタイマーになった(なる可能性のある)人々は、過去生がエジプトであった人が非常に多いのですが、どうも、ラストタイマーになる人は、エジプトの過去生をもつという共通点があるようです。
 この女性は、エジプト時代、「家作り」の仕事をしていたそうです。この「家作り」という言葉の意味がはっきりしないのですが、単純に大工というものではなく、同胞に奉仕する訓練を受け、家庭(家族)を作り出すというような活動をしていたようです。
 次に祖国を追われたユダヤ人が帰ってきた時代のパレスチナに生まれました(これもリーディングがラストタイマーだといった人によく見られます)。そのとき、彼女の父親が盗みを働いた罰として石打の刑に合って死にました。その光景を目の当たりにした彼女は、それを不当な罰であると強い怨念を抱いたようです。
 そして、ローマに生まれ、ネロの側近としてキリスト教徒の迫害に加担しました。このときの残虐性は、ひとつまえの過去生で父親が処刑されたことに対する怨念によるものとされています(彼女が迫害したキリスト教徒のなかに、過去生で彼女の父親を石で打って殺した者がいたのではないかと推測されます)。
 そして、次にアメリカに生まれましたが、このときには怨念の気持ちはなくなっていたようです。この時代、移民たちの教師や伝道師をしていたようです。
「自由を求める気持ちを人々に起こさせたもの、創造の霊であり創造的エネルギーであるものを知ろうと努めた人たちの助け手となった。そのため、人間と創造的エネルギーあるいは神との間の関係を解釈しようと努めたこの人は進歩を遂げた」

 以上のような過去生から、この女性は3つの徳を学んだとして高く評価されています。それは、忍耐・首尾一貫、兄弟愛です。
 おそらく、今回のケースで学べることは、この3つの徳ではないかと思います。すなわち、ラストタイマーになるには、忍耐強くあること、首尾一貫して物事を行うこと、そして兄弟愛をもつことが大切なのです。
 これら3つの徳は、しかしながら、とくに意外に思われるものではありません。忍耐が大切であることは、これまでのケースでも何度も言われてきましたし、兄弟愛(博愛)もおなじみの徳です。「首尾一貫」については、初めて出てきた気がいたしますが、これは忍耐に近いものであり、首尾一貫性がなければ、何をしても成就しないでしょう。当然といえば、当然の徳であるわけです。
 もっとも、逆にいえば、首尾一貫性を持っている人が少ないから、あえて高く評価されているのかもしれません。首尾一貫して物事を行うことは、実際にはけっこう難しいことで、それが十分にできている人はいないのかもしれません。私たちは、右を向いたり左を向いたり、行き当たりバッタリで行動したり、しっかりとした信念にそった行動をしていなかったりするのでしょう。あらためて、自分は首尾一貫性をもっているかどうか、反省してみるとよいのではないかと思いました。
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