心の治癒と魂の覚醒

        

偏見を取り除く


 私たちは、自覚しない間にあらゆる偏見に染まっているものです。私たちが考えているほどには、ありのままに物事を見てはいないのです。先入観で人や物事を判断したりしています。しかし、これでは真実を把握していくことはできません。完全に先入観や偏見を除去することは難しいと思いますが、可能な限り、それらをなくしていく努力をしていくべきなのです。
 イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは、人間が抱きやすい偏見を「イドラ」と呼び、4つの種類を取り上げています。次に、その4つのイドラについて説明してみましょう。

●種族のイドラ(idola tribus) 人間そのものによる偏見
 感覚における錯覚、人類一般に共通してある誤り。
●洞窟のイドラ(idola specus) 個人的偏見
 狭い洞窟の中から世界を見ているかのように、個人の性癖、習慣、教育によって生じる誤り。
●市場のイドラ(idola fori) 言語による偏見
 言葉が思考に及ぼす影響から生じる偏見。言葉や言語が引き起こす偏見。口コミなどが挙げられる。
●劇場のイドラ(idola theatri) 伝統や権威による偏見
 思想家たちの思想や学説によって生じる誤り。

 以上のようなイドラを、特にスピリチュアルな面に限定して、その具体的な例をあげると、およそ次のようになるのではないでしょうか。

●種族のイドラ
・単なる偶然の一致や感覚異常を霊的な体験であると思い込む。
・意図的なトリックにだまされる
●洞窟のイドラ
・単なる考えや思いを霊的存在からのチャネリングだと思い込む。
・霊的知識が豊富であるというだけで自分は霊格が高いと思い込む。
・「あなたは世界を救うために来た救世主だ」といった声が聞こえる。
●市場のイドラ
・「魂」、「霊」、「自我」、「スピリチュアル」など、定義があいまいな言葉を使い混乱する。
・立派な教えを口にするというだけで、人間性や霊格まで立派だと思い込む。
・「悟り」にもいろいろなレベルがあるにもかかわらず、「悟りを開いた」と師匠から言われると、偉大な霊格を確立した気になる。
・「殺人ではない。ポア(成仏)させるのだ」とグルが弟子に命令して人を殺させる。
●劇場のイドラ
・あらゆる宗教に見られる権威やドグマに対する盲従。
・グル絶対主義。教祖絶対主義。覚者絶対主義。
・多くの人が支持している「カルマの法則」、「引きよせの法則」などへの盲信。

 こうしたイドラだけではなく、私たちはあまり根拠のないことでいろいろなことを決め付けているように思います。こうした姿勢は霊的成長にとって大きな障害となりますので、ぜひとも十分に注意しようではありませんか。
 
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2013-02-26 Tue 13:10 | | [ 編集 ]
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2013-03-29 Fri 01:33 | | [ 編集 ]

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