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心の治癒と魂の覚醒

        

令和という時代

 まず例によって報告とお知らせから。
 先日、イデア ライフ アカデミー哲学教室第6回(4/6、4/7)が開催されました。テーマは「ピタゴラスに学ぶ魂の覚醒法」。ピタゴラスというと、「ピタゴラスの定理」の発見者として有名ですが、他にも「哲学者」という言葉の発案者であり、「コスモス(宇宙)」という言葉の発案者、また音階を発見し、音楽療法の創始者でもあり、さらには数秘術の創始者でもあったのですが、その正体は、人々を解脱(魂の覚醒)に導いた、カルト教団の教祖だったのです。ピタゴラス教団では、数理学・幾何学・音楽・天文学をカリキュラムにして、解脱をめざしていました。そんなピタゴラスの教えをまとめてみましたので、ぜひご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=0CUs_5ZoPAs&feature=youtu.be
 なお、次回は瞑想教室(4/20、4/21)ですが、「インナーチャイルドを癒す」というテーマで行います。親との間でトラウマを抱え悩んでいる人は、参考になると思いますので、ぜひ参加なさってみてください。
参加お申し込み↓
http://www.interq.or.jp/sun/rev-1/

 さて、本題に入りますが、今回は、令和という時代について、私の思いを書いてみたいと思います。新元号が「令和」に決まり、世間は浮かれたムードになっているような雰囲気がします。しかし、日本はますます厳しい時代になっていくことは必至です。その理由は二つです。
①少子高齢化
②精神性の劣化
あえて今さら私が述べることでもないのですが、①の少子高齢化により、内需が縮小していきます。つまり、働く人も、ものを買う人もいなくなり、経済活動が衰退します。それだけでも大打撃なのですが、高齢者を支えるための社会福祉費や医療費が増大し、さらに経済を圧迫します。実際、すでに人手不足による企業の倒産件数が過去最高になりました。外国人を連れてきても限界がありますし、そのための体制も不備だらけで、第一、経済が衰えている国に外国人は来なくなるでしょう。このままでは、大部分の人は貧しく、医療も福祉も満足に受けられないほど悲惨な状態になり、後進国になってしまう可能性があります。仮に今から子供を増やす政策を実施できたとしても(それはまず無理でしょうが)、その効果が出るには最低でも20年はかかるでしょう。
日本がこのような状態になることは、ずっと前から統計的にわかっていたことです。しかし、政治家も官僚も、目の先のことしか考えず、その対策を怠ってきました。国民もそのような危機感に目を向けてきませんでした。

そうなってしまったのは、②の「精神性の劣化」が大きな原因であると思います。
個人差はもちろんありますが、国民全体を見渡すと、まず自分のことしか考えない人が増えてきたような気がします。自分の保身が第一で、他者のことだとか、国のことだといったことを考えなくなりました。
むかしは、私財をなげうってまで、国のために尽くす高潔な政治家もいました。しかし今は、国や国民のことなどより、自分の懐を肥やすことだけにしか興味がない政治家ばかりです。しかも、政治家の資質があるとは思えないようなレベルの低さです。実業家にしても、国を豊かにするという、高い志を持った人たちもたくさんいました。しかし今、そのような実業家はどれくらいいるでしょうか。社員を奴隷のように扱って、自分が豊かになることしか頭にないようなブラックな人たちばかりが目立ちます。

国民の知性もあきらかに劣化しています。試験の問題を解く以前に、その問題文の内容さえ読解できない人が増えたのです。出版界を見ても、内容がスカスカの本ばかり売れています。国も、すぐにお金になる研究には助成金を出していますが、すぐにはお金にならない(が偉大な発明・発見に結びつく)研究にはお金を出しません。これでは日本の知性や技術力は衰えるばかりです。

そして、「楽してうまいことやろう」という、安易でさもしい気持ちを持った人が増えたように思います。我慢強さ、忍耐強さがありません。努力や苦労なくして結果が出るわけないのですが、魔法みたいなことばかり追い求めているのです。いまだに「引きよせの法則」系のセミナーが大繁盛しているのがその端的な例と言えるでしょう。あさましいというか、あまりにも幼稚です。
他にもいろいろありますが、きりがないのでやめておきます。

国にとって、少子高齢化と精神性の劣化というのは、致命的な問題なのです。どちらかだけでも大変なのに、その両方の問題を抱えている日本は、これからしだいに没落に向かっていくことは避けられません。たとえるなら、船底に穴があいてゆっくりと沈んでいく船に乗っているようなものです。そんなときに「令和の時代はよい時代になるといいな」とか、「来年のオリンピックが楽しみです」といった感想を述べている人がニュースでたくさん見られました。そんなことを言っている場合ではないのです。危機感をもって、船底に空いた穴を埋めて沈没をくい止めるために、国民が一致協力して取り組まなければならないときなのです。

では、いったいどうしたらいいのでしょうか?
まずは、精神性の劣化から解決しなければなりません。精神性こそがもっとも根本であり基盤だからです。自分のことだけ考えるのではなく、他者や国のことを考える高潔な人材を育成するところから始める必要があります。
そのためには、「哲学」を学ぶことが大切になってきます。個人も企業も国家も、根底にしっかりとした哲学を持っていなければ、うまくいきません。しっかりした哲学をもつには、そのための素材となるような、古今東西のすぐれた哲学や思想を学ぶ必要があります。そうして、生き方のモデル、手本となる考え方を学ぶ必要があるわけです。何事もそうですが、まったくの無から何かを生み出すことは困難です。モデルや手本となるものを学び、それをもとに、自分なりのものを築いていくのです。

そのために、私は「イデア ライフ アカデミー」という哲学&瞑想の教室を立ち上げたわけです。それが、この沈みゆく船に乗っている者のひとりとして、哲学を学んできた私のやるべき役割だと考えたからです。
ところが、「哲学」というと、世のほとんどの人は「一部のインテリや変わり者が学ぶ、難しくてよくわからない、現実生活に役に立たない単なる暇つぶしや教養のひとつ」くらいにしか思っていません。そうして、小手先の金儲けだとか、幸運を呼び寄せる方法みたいなものを追い求めています。
これは間違いです。哲学は、あらゆる成功や幸福の「土壌」のようなもので、土壌が貧しければ、実りを得ることはできません。せいぜい一時的なもので終わります。

以上のような理由から、日本を没落から救うには、私たちは哲学を学び、そうして精神性を向上させるところから始めなければならないと、私は訴えたいのです。
しかし、いくら私が声高に訴えたとしても、その声に耳を傾けてくれる人は、残念ながらほんのわずかしかおらず、無視されるだけだということもわかっています。あと30年とか、半世紀くらいたって、そのときにまだこの文章が残っていたら、私の訴えが正しいものであったと認められるかもしれませんが、それまでは負け犬の遠吠えのごとく、イデア ライフ アカデミーだとか執筆などを通して、私は叫び続けていくことになるだろうと思います。
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未分類 | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

斉藤先生、こんにちは。 
 難しい問題ですね、日本はこのまま無くなってしまうのでしょうか?その前に少しでも多くの人がこのブログを見るように働きかけましょうかね。
 哲学教室6回目面白かったです。ピタゴラスはカルト教祖だったんですね。「動作を美しく」の部分でなぜか太極拳を思い浮かべました。あれも円のうごきですし。
 神の世界には直角正三角形もあるんでしょうね、見てみたいです。
 覚醒するには右脳の働きがキーになっているのであるとすれば、音楽の勉強も欠かせないでしょうね、納得です。

 また次の講義が楽しみです。ありがとうございます。
 
2019-04-11 Thu 20:19 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
斉藤啓一です。ワタナベさん、いつも好意的なコメントありがとうございます。また動画を見てくださり感謝申し上げます。日本は今のままでは大変なことになるでしょう。日本人はもともと精神性の高い民族だと思いますので、それに期待をかけたいと思います。
2019-04-11 Thu 20:45 | URL | [ 編集 ]
同感ですね。特に精神の劣化は、戦後の日教組教育が最大の悪の権化であると思っています。戦前の日本の善き教えが、すべて敗戦というまやかしによって葬られてしまいました。命を賭けて守り抜いた日本、その恩恵を私たちは受けているのに、一体次の世代に何を遺せるのでしょうか。

私も哲学、自分の生きたかを見据えるために、正し、向上させるために、その必要性をここ数年感じていました。もっともっと学ばないといけないと思っています。

本当に日本の名だたる世界企業は悉く落ちぶれてしまいました。創業者の志の微塵すら感じられない。起業家も政治家も保身、拝金主義の塊と化しています。自分だけ儲ければ、豊かになればいいという腐った野心しかない。昔は、従業員は勿論、その家族も豊かにする、そして自分の商品を買ってくださる消費者も豊かにする、そんな志を持つ企業家が当たり前でした。

私が神なら、天から怒りの金槌でこういう連中をもぐらたたきのように叩いて潰してやりたいくらいです。
2019-04-12 Fri 07:25 | URL | とおる [ 編集 ]
斉藤啓一です。とおる様、コメントありがとうございます。まさにおっしゃる通りですね。鉄槌をくだしてやりたい連中がたくさんいます。早く日本に光明が見える時代がくればいいのですが、私が生きている間にくるかどうか……。
2019-04-12 Fri 11:23 | URL | [ 編集 ]
 斉藤先生、こんにちは。
瞑想教室6回目視聴させてもらいました。
 インナーチャイルドですね、私の場合、軽度なのか重度なのかわかりません。酔って手の早くなった父に何度殴られ、家の外に放り出されたことか・・・夫婦喧嘩も毎度の行事になっておりました。
2019-04-25 Thu 19:16 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
斉藤啓一です。ワタナベさん、いつも動画も見てくださりありがとうございます。
そうですか、ワタナベさんも、つらい子供時代を過ごされたようですね。もしかしたらそれなりのインナーチャイルドをお持ちかもしれませんね。あるいは、すでにもう解決されたかもしれませんが。
2019-04-25 Thu 19:54 | URL | [ 編集 ]

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