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心の治癒と魂の覚醒

        

いらない本を処分する

  私の住んでいる家は築年数が40年のボロ家で、あちこち修繕しなければならない箇所が出てきました。でも、業者に頼むとお金がかなりかかりそうなので、自分で修繕することにしました。そこでDIYを本格的に始めることにしました。そのために、今はほとんど物置のようになっている一室を、DIY専用の作業部屋にするべく、スペースをあけるために、家中のいらないものを処分することにしました。もともと私はミニマリストの傾向があるので、家のなかがさっぱりすることはおおいに好ましいことです。

 私が持ち物のなかで一番スペースをとっているのが、本です。そこでまず本を処分することにしました。本はスペースをかなりとりますし、しかも重いので、今までも定期的に処分してきたのですが、しかし、本はいつ必要になるかわかりません。以前、もう読まないと思って古本屋に売った本を、あとで必要になり、売った自分の本をまた買い戻した経験があります(笑)。
 この苦い経験から、本を処分することに慎重になっていました。しかし今回は、どうしてもスペースを確保する必要があるため、思い切って、かなりの量を処分しました。もちろん、将来、また必要となるだろう可能性が濃厚なものは手元に置いておきますが、一冊一冊、そのことを考えながら査定していると、驚くべきことに、「もう読むことはない、必要となることはないだろう」という本ばかりでした。今回、それには強い確信がありました。いつか読もうと思って何年も読まずにいた本もけっこうありましたが、そんな本も捨てることにしました。
 若い頃は、「いつか読もう」と思った本はみんなとっておきましたが、もう老年の域に入りつつある私にとって、つまり、残された推定寿命を考えると、ほとんど読む可能性がないことを悟りました。実際、今までも「いつか読もう」と思っていた本のほとんどは読まれることがなかったのですから、今後はなおさらその可能性が低いと思います。

 そうして本を査定していくと、本にまつわるさまざまな思い出がよみがえってきます。「あの頃は熱心に研究したなあ」といったように、自分に誇りを持てる思い出もありますが、「こんなことに熱中して、そのために多くの本を買って、お金と時間を無駄にしたなあ」という後悔の念にかられる本もけっこうありました。お金もそうですが、それ以上に、結局は何の役にも立たなかった多くの本を読んだその時間が、とてももったいない気がしました。しかし、そんなことを今さら悔やんでも仕方ありません。

 私は本に赤線や書き込みを入れることが多いので、そういう本は引き取ってもらえないと思って除外しました。結局、私の所蔵している本の七割くらいは処分することになりました。
 そこで先日、第一弾として古本屋に持っていきました。予想はしていましたが、買い取り価格は、ほとんどただ同然ですね。それでも買い取ってもらえればいい方で、新品同様なのになぜか買い取ってもらえない本もあり、そのへんはどういう仕組みになっているのはわからないのですが、ただ、一冊のマニアックな専門書が意外に高く売れたのには驚きました(千円の値がつきました)。結局、半分近くは買い取ってもらえませんでした。ちなみに、私の書いた本のうち、何冊かあるものは、手元に1冊か2冊くらい残して売ったのですが、50円でしか買い取ってもらえませんでした(涙)。

 売れなかった本や、赤線や書き込みのある本は、イデア ライフ アカデミーの教室にもっていって、教室に参加者してくれた人に、自由に持ち帰ってもらおうと思っています。
 その中には、人によっては貴重な本があると思います。正直、少し未練がある本もないことはありませんが、今の私は、本に限らず「余計なものは捨てる、無駄なものは捨てる」をモットーにしているので、そのためのよいチャンスが訪れたと思っています。
 ということで、今月から、教室に本を置いておきますので、授業に参加するついでに、欲しい本があればどんどん持っていってください。授業の参加が目的ではなく、本を持ち帰るのが目的で参加してもらってもかまいません(笑)。ただ、授業料に見合うだけの収穫が得られるかどうかは保証できませんが。
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