心の治癒と魂の覚醒

        

自分が自分の導師となる

 たとえすぐれた導師が身近にいてくれたとしても、日常の細かいところまでいちいち指導したり、アドバイスしてくれるわけではないので、修行の大部分は自分で自分を律しながら歩んでいかなければならないようです。それができない人も多く、せっかくすぐれた導師に恵まれても、その恩恵が十分に生かし切れないで、結局、ほとんどの人は覚醒できずに終わってしまうようです。
 修行のほとんどの部分は、導師がいなくても自分の力でどうにかなると思います。私たちの大半は、基本的な部分がまずできていないことが多いので、それは自力でどうにかしていくべきでしょう。小学生を教えるのに大学教授は必要ないわけです。
 そして、いよいよ導師がいなければ先へ進めないという状況になれば、そのときは自力では厳しいのかもしれませんが、そのレベルに到達するまでには、まだまだ相当の努力が必要だと思いますので、とにかくそれまでは、私たちは自分でしなければならない、またできることが山のようにあるわけです。

 その際、自分が導師となり、自分のことを指導するという視点を持つといいかもしれません。何事もそうですが、教える立場になってみることで、いたらない点だとか弱点だとか、問題点というものに気づいてくるものです。
「もしあなたが導師なら、あなたを弟子にしたいと思うか?」
 まずは、このように自問自答するといいでしょう。
 もしノーなら、何が問題なのか、考えてみることで、自分に欠けているものがわかるのではないでしょうか?
 そうしたら次に、「このような修行をしていて、この弟子(自分)は、覚醒することができると思うか?」と、尋ねてみましょう。
 もちろん、こうしたことは、実際に覚醒した導師でなければわからないことなのでしょうが、なんとなくでも予想できると思いますし、予想することが目的ではなく、自分が改善すべき点を発見することが目的ですので、こういう問いかけは有効ではないかと思います。
 今度は、次のように、毎日、問いかけてみて下さい。
「今日一日、導師として、弟子の修行や生き方に満足したか?」
 こうした問いかけは、人によると思いますが、けっこう厳しい答えが返ってくるのではないかと思います(また、そうでなければ問題があるとも思いますが)。つい自分に厳しすぎてしまうとか、自分には無理だと意欲が萎えてしまうかもしれません。そのへんは加減してやっていただきたいのですが、導師は弟子を愛していますので、甘やかすという意味ではないにしても、弟子(自分)への愛が根底になければならないと思うのです。
 以上のように、自分が導師となって自分を見つめるという姿勢は、けっこう有効ですので、どうか試してみて下さい。

 
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修行の基本的な姿勢 | コメント:3 | トラックバック:0 |
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コメント

こんばんは☆
今日は、実戦編ですね♪
それは、妙案です。自分が導師として自分を
指導する。何の世界にも必要な事ですね。

今晩さっそく、瞑想をし自問してみます。日常の
色々な場面で自問してみます。私の中の導師が
なんと言うのか・・・楽しみです☆

今日も素晴らしい講義を、有難うございました。
2010-09-10 Fri 23:56 | URL | クニハラ [ 編集 ]
こんにちは、斎藤さん。
以前、推薦図書に上がった『ヒマラヤ聖者の生活探究』第二巻にこのような言葉が書かれていました。

「汝ら何人よりも教えを受くるに及ばず」
本当は常に内より教えられ、導かれるのである。

最高の導師とは自分の中にいるのかもしれません。とはいえ、普段意識に登るのは個我が紡いだ言葉なのでしょうから、内側から来る指摘をも審査する態度が必要でしょうね。

鵜呑みにしないのもポイントということですか。
2010-09-11 Sat 10:04 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
斉藤啓一です。以上のお二人につきまして、いつもご丁寧なコメントをいただき、心より感謝申し上げます。

ぜひ、内なる導師に問いかけてみてください。思うのですが、最初は自分の想像でも、それを続けていくうちに、案外、その想像イメージの姿を借りて、本当の霊的なグルが指導してくれるといったことも、起こりえるかもしれませんね。

また「ヒマラヤ聖者の生活探求」にも、外にグルを求める必要はないといっていますね。
とはいえ、ご指摘のように、それがエゴによる偽りの指導にならないかどうか、きちんと確認する作業は必要ですね。
「あなたは世界を救うために生まれてきた、偉大な聖者なのだ」
なんて声が聞こえてきたら、それは嘘だと思った方がいいでしょうね。高級な守護霊や守護神であれば、エゴをくすぐるような、そんなことはまずいいませんから。
2010-09-12 Sun 14:19 | URL | [ 編集 ]

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