心の治癒と魂の覚醒

        

 雑念にどう対処するか 3

 前回の記事で、「瞑想していると、頭の中に音楽が流れてしまう」という内容のコメントを、読者の方からいただきました。
 こういうことは、どなたも経験があると思います。その場合、音楽なり、その他の行動を、繰り返し聞いたり行ったりした場合に、こういうことが起こるようです。
 これに関して私の体験をご紹介させていただきます。私が高校生のとき、初めてパチンコ屋に行きました。百円で玉を買って始めたのですが、どうしたわけか、次から次へと玉が入って、結局、3時間もやってしまったのです!(最後は玉を使い果たしてしまいました。それ以後、味をしめてまたパチンコをやってみましたが、ぜんぜん入らないので、やめました)。
 するとその夜、寝ていても、まぶたの裏に、パチンコの玉が台をすべり落ちていく映像がずっと映し出されているのです。これにはまいりました。
 つまり、連続して3時間もパチンコに集中したので、脳が影響されてしまったわけです。それが、雑念という形で生じてきて、なかなか消えなかったわけです。
 どんなことも、ある程度の長い時間、集中して単調なことを繰り返すと、それが脳に焼き付けられるようで、その行為をやめても、しばらく脳が勝手にその行為を繰り返すのです。
 過去にショックな体験を受けた場合、そのショックな体験がいつまでも思い出される(いわゆるフラッシュバック)といわれていますが、大きなショックではなくても、繰り返されると、それがある種のトラウマのようになって、反芻されるのかもしれません。

 しかし、このことをうまく利用すれば、雑念を払って瞑想に集中できるということがいえそうです。たとえば、マントラを一定時間、繰り返すことによって、そのマントラの響きが「雑念」として浮かび上がってくるようになるでしょう。しかし、それはまさに意識を集中させる対象ですから、その「雑念」に意識を集中させればいいわけです。すると、その他の雑念を排除することができます。
 最近、チャクラを活性化させる音の成分を混ぜたオームのマントラの音を、CDに録音したものを作りました。正式にご紹介するのはもう少し先になりますが、このオームの音にしばらく意識を集中していますと、それを聴かないときでも、頭のなかに「オーム」の音が響いてくるのです。この音を対象に瞑想すれば、瞑想が進歩するのではないかと考えています。

 さて、他にもうひとつ、雑念に対処する方法をご紹介したいと思います。
 これは雑念の排除というよりは、意識を集中させる訓練ともいうべきものなのですが(意識を集中できれば雑念は自然に排除されていきます)、かなり強力です。
 そもそも、雑念が出てしまうのは、雑念を出す“ゆとり”があるからです。もしも、生きるか死ぬかのような状況で何かに必死になったとき、おそらく雑念は出てこないと思います。しかしだからといって、必死に瞑想をすることは、現実にはできません。
 それではどうしたらいいかというと、雑念が出てきたらうまくいかない心理的な作業を行うのです。少しでも雑念が出たら、そのことがうまくいかなくなれば、すぐに雑念が出てきたのだとわかります。そのような状況を作り出すのです。
 そのための具体的なひとつの方法が、暗算です。
 たとえば、24×78という計算を、頭のなかで行うのです。暗算が得意な人は簡単でしょうが、通常、こういう計算をするときは、私たちは紙に書いて計算します。つまり、まず24と書き、その下に78と書いて、小学校で習ったように計算して答えを出すわけです。
 その紙に書く作業を、頭のなかで行うわけです。想像の力で、白い紙を目の前にし、そこに数字を書いて、その数字を見ながら計算していくのです。
 これは、かなりの集中力を要します。一度書いた数字を忘れてしまったりするのです。もし、いきなりかけ算が難しければ24+78といったように、足し算から始めてもいいでしょう。
 これを1回やると、けっこう脳が疲れます。しかし、瞑想をしていて、どうも今日は雑念が多くて集中できないなと思ったら、まずこの暗算を1回か2回ほど、行ってみて下さい。そうしてから瞑想すると、驚くほど集中できると思います。
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コメント

斉藤先生、こんにちは♪
マントラという、雑念に集中する・・・凄い発想です。

是非、応用して瞑想してみます。
そのCD、楽しみです♪
2010-09-20 Mon 16:37 | URL | クニハラ [ 編集 ]
斉藤啓一です。コメント、ありがとうございます。
そうですね。雑念を逆に利用してしまいましょう。逆転の発想とでもいうのでしょうか。
マントラのCD、楽しみにしていてください。きっと役に立てていただけると思います。
2010-09-20 Mon 19:35 | URL | [ 編集 ]

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