心の治癒と魂の覚醒

        

 食物と修行1

 どのような食物を摂取するかは、修行にとって大切な要素となります。ヨーガ教典などを見ても、どのような食物が適しているかが、細かく書いてあります(しかしその記述は現代日本社会では必ずしも妥当とはいえないところがあります)。
 食物だけでなく、体に入るもの、体に影響を与えるものは、すべて考慮する必要があるでしょう。修行で大切なのは、いうまでもなく健全な肉体ですが、とくに大切なのが脳神経系統です。化学的に有害な物質を摂ると、まず脳神経系統に大きなダメージをもたらしてしまうのです。瞑想をするにしても、脳神経系統を使うわけですから、そこがやられるとうまく瞑想できません。
 そのため、有害な物質を摂らないようにすることが、まずは食事に関して気を付けるべき注意となります。
 食物の他には空気が大切です。当然、汚染された空気は肉体によくありません。といっても、すぐに空気のいい場所に引っ越しすることができるとは限らないので、難しいかもしれません。ハウスシック症候群のように室内の建材から発散される有害物質も考えなければなりません。また、部屋は常にきれいにして、ほこりなどが空気中に漂わないようにすることです。これは努力すればすぐにできることです。
 最近では、電磁波の影響も無視できなくなりました。なかでも携帯電話は非常に大きな電磁波を放ちます。特に電話やメールが送受信されるときに大きな電磁波が生じるということなので、送受信の間は、なるべく頭部から携帯を離した方がいいでしょう。電磁波が癌やその他の病気の原因になるという、かなり有力と思われる説もあります。
 その他、体内に入れるものといえば、薬です。薬は必要以上に服用しない方がいいでしょう。風邪などは、別に服用しなくても自然に治りますし、自然に治しが方が生命力が高められますので、大切な会議などがあり咳やくしゃみをどうしても止めなければならないといった状況でなければ、飲まないで治した方がいいと思います。薬の副作用は、長期的な臨床データがあるわけではなく、まして他の薬との飲みあわせのデータはありません。薬は基本的には毒ですから、やたらに摂ることがよくないことは、あえていうまでもありません。もちろん、必要なときは摂取するべきですが。
 また、予防接種なども問題があります。インフルエンザの季節が来て予防接種をする人もいるかと思いますが、予防接種には水銀をはじめ、数々の有毒物質が混入されており、また体内の免疫システムを混乱させてしまう可能性がありますので、お勧めできません。またその効果についてもプラシーボと同じ程度という説もあります。いずれにしろ、脳神経系に長期的なダメージを与える可能性があるので要注意です。
 その他、歯磨き粉や化粧品、シャンプーや石けんといった粘膜や皮膚に触れるものも、気を付ける必要があるでしょう。

 しかし何といっても重要なのが、水と食物です。これらは直接体を構成するものとなるからです。
 水道水には塩素やその他の異物が混入されています。水道水をそのまま水槽に入れると金魚は死んでしまいます。金魚が死んでしまう水を人間が飲んで、何も問題がないというのは、どうも信じられません。水は濾過器を使って濾過したものを飲んだ方が無難だと思います。
 食物は、農薬や化学添加物などが混入されているものがほとんどです。よほどしっかりした店で有機野菜でも買うのでなければ、どのような食物にも微量な農薬などが入っていると見て間違いありません。加工食品であればなおさらです。特に肉は、エサのなかに有害物質が含まれている可能性が高く、それが動物の体のなかで濃縮されていますので、十分に注意する必要があります。また、動物が殺されるときの恐怖やネガティブな念のエネルギーが染みこんでいるという人もいます。真偽はわかりませんが、あり得ないことではないと思います。

 しかしながら、このように汚染物質にまみれた現代社会で生きている限り、まったくそうしたものを摂らないようにすることは、至難の業ではないでしょうか。山奥で自給自足の生活をするなら別ですが、都心に住んで外食をしなければならないような生活では、もう不可能といわざるを得ません。
 古代のインドでは、栄養豊かな食物を入手することが修行における難しい課題だったかもしれませんが、有害物質の混入についての心配はなかったでしょう。今は逆で、栄養豊かな食物はいくらでも入手できますが、有害物質を摂らないようにすることが、修行における難しい課題になっているのです。
 仕方がないので、定期的に断食をして毒素を排出するしかないのかもしれません。断食をすると、体内の有毒物質をある程度は排出できるといわれています。ただ、断食にしても、誰もができるわけではありません。普通のサラリーマンをしている人が、三日も四日も断食をすることは難しいし、へたにやるとかえって悪い結果をもたらしてしまいます。

 このように考えますと、結局、「ベスト」は無理なので、「ベター」をめざしていくしかないと思うのです。つまり、「なるべく体にいいものを食べるように努力する」ということです。「なるべく努力する」ということくらいしか、できないと思うのです。現代社会で生活をしている以上、完全というのは無理です。
 しかし、この「なるべく努力」でも、そうしない場合と比べれば、大きな違いが生じると思います。なるべくでも努力していけば、食物に関しては、覚醒にとって致命的な障害になることは、まずないと思うのです。
 したがって、今までは何も考えず食物を口に入れていたとしたら、これからは食べる前に、その食物が適切なものかどうか、考える習慣をつけるべきだと思います。
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コメント

こんばんは、斉藤先生。
講義お疲れ様でした。迷っている人が一人でも多く救われるといいですね。

食物や空気は私も気をつけています。完璧にはできずとも、少しでも良い状態をめざすのが大切ですよね。

現在「ヒマラヤ聖者の教え」を読書中ですが、私の聖者観が変わりました。スワミジさんは覚醒しているのに、カルマに振りまわされるのですね。たびたび重傷を負ったりしています。たぶん、覚醒したらしたでカルマの捉え方が変化するので、それを不幸とはとらえなくなるだけなんでしょうね。
2010-12-11 Sat 18:44 | URL | ワタナベ [ 編集 ]
斉藤啓一です。コメント、ありがとうございました。
インナーチャイルドの講義は、熱心な方が参加くださり有意義な内容になったと思います。
食物は、とにかく少しでも無害でいいものを食べるようにするしかありませんね。でも、それで大丈夫でしょう。
聖者といえども、つまり、覚醒しても、果たすべきカルマは残っているようです。ただ、それについて私たちのような苦しみというものはないようです。
2010-12-12 Sun 15:15 | URL | [ 編集 ]
斉藤啓一さま
中村はるみと申します。
岡崎さんのセミナーに参加していた者です
インナーチャイルド療法などもしています。

「まずは食事に関して気を付けるべき注意となります。」
『「ベター」をめざしていくしかない』
たしかにそうですね。

その言葉に助けられます。
2010-12-13 Mon 13:43 | URL | 中村はるみ [ 編集 ]
斉藤啓一です。中村さん、先日はセミナーでご一緒させていただき、ありがとうございました。またコメントまでいただき、感謝申し上げます。
インナーチャイルド療法もされておられるのですね。
食事については、ベターをめざしていくという考え方が、現実的なためか、たくさんの方が共感してくださっているようです。
この考え方は、食事だけではないと思いますので、とにかくどんなことも、ベストが不可能ならベターをめざすというようにしたいものですね。
これからも、よろしくお願い致します。

2010-12-13 Mon 14:30 | URL | [ 編集 ]

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