心の治癒と魂の覚醒

        

食物と修行 2


 食物に関することだけでなく、覚醒の修行にとって大切なことは、物事を全体的に考えること、またバランスよく考えることだと思います。
 たとえば、肉食は絶対にしない方がいいとします。しかし、それを厳格に守るとなると、人との付き合いが難しくなります。忘年会などで、会場が焼き肉屋になったらどうでしょうか? 焼き肉屋に行って肉を食べずにいたら、確かに肉体的にはいいかもしれませんが、周りの人たちをしらけさせてしまい、コミュニケーションが円滑にできなくなるかもしれません。
 しかし、多少は肉を食べながらでも、仲間と楽しく語り合うなら、精神的に好ましい影響を周囲に与えることができるかもしれません。そうしたら、それは善のカルマを積んだことになりますから、総合的には修行が進むかもしれません。

 また、いくら健康にいいからといって、おいしいとは思わない食物を仕方がないといった感じで食べていても、実際にはあまり健康にいいとはいえないと思うのです。それなら、健康にいいとはいえない食物だとしても、心からおいしいなあと感じて食べた方が、ずっと健康にいいように思います。

 しかし、修行が進むにつれて心身のコンディションが敏感になり、少しでも不純な食物を食べると修行に支障が生じるようになったら、いかに善のカルマを積むことができたとしても、焼き肉屋へ行くべきではないでしょう。なぜなら、覚醒しないまま一緒に焼き肉を食べて精神的に好ましい影響を与えるよりも、覚醒した人になった方が、ずっと世のため人のためになる大きな影響を与えることができるからです。
 さらに、いくらおいしく飲んだり食べたりする方が体にいいといっても、それを口実にして暴飲暴食をしたら、体に悪いし、修行の妨げになることはいうまでもありません。

 その他、個人の体質によっても、どのような食事をするべきかは変わってきます。住んでいる土地によっても、微妙に変わってきます。肉体労働をしているか、頭脳労働をしているかによっても異なってきますし、その他、さまざまな条件があると思います。
 したがって、どんな人にも当てはまる食物摂取の決まりというものは、ないと思うのです。

 ただし、それでもひとつだけ、どんな人も絶対に守るべきルールがあります。
 それは、「食べ過ぎない」ということです。ヨーガ教典などには、「食べ過ぎる者は絶対に覚醒できない」といったように、強い調子で戒められています。食べ過ぎだけは、覚醒の道を歩む人は絶対に守らなければならないようです。
 もちろん、どれだけ食べればいいかというのは、個人差があります。そこで、個人別に、どれだけ食べたらいいのかを知る目安がありますので、それを次回、ご紹介したいと思います。
スポンサーサイト

修行の基本的な姿勢 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<< 食物と修行 3 | ホーム |  食物と修行1>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |